
巷では「話せばわかる」と語られていますが、実際はどんなに長時間、自分を「わかってほしい」と語っても逆効果です。
正しい知識があれば、最小限の言葉で最大限の効果を得られます。
離婚は知識さえあれば、自分も相手も、またかけがえのない家族も、大切な財産も守ることができます。
不安な感情を抱いていると、意味もなく自分の感情を言葉にしてしまいますが、これは確実に自分に不利になります。
周囲の人々からは嫌がれても、同情を得ることはありません。
■1・「わかってほしい」の言葉の裏とは
お互いの関係が上手くいっていたら離婚は考えません。が、離婚を考えるのは二人の関係が不公平だと考えるからです。
それが本当に不公平なのか、理不尽なのかは明確な証拠と論拠が必要になります。
が、上手く言葉にできない人間の感情の部分がほとんどの原因ともなります。
そこで離婚調停のシステムを理解の有無で、天国と地獄に別れます。
離婚を考える人は、男性女性とも相手がわかってくれない、価値観が違う、話が通じない、と口々に語ります。
これは反対にすれば、「相手はわかって当然だ」という前提があることが分かります。
簡単に言ってしまえば、どこまで自分の感情を語っても相手は共感することはありません。
「わかってほしい」の言葉の次には、『だから私の言うことを聞け』が続いています。
■2・知識さえあれば感情は揺れない
離婚はどうしても感情的になり、相手を責めることに重点を置きたがる傾向があります。
離婚や当人の利益を第一に考えるなら、相手を罵る行為や感情的になることは何の利益にもなりません。
ドロドロした感情的な言葉にとらわれ、他責を喜ぶより、自分の利益に対して忠実になりましょう。
■3・相手にも自分にも最低のリスクを
離婚したいと思うと、勝ち負けを強く感じるかもしれませんが、相手を潰すのはあなたの損になります。
子供がいる場合、相手は子供の親であることは変わりがありません。
子供が成長し、学費をもう少し手伝ってほしいと思うこともあるかもしれません。その時、片親が離婚破産しているのと、どちら両親も順調に自活できているのでは大きく差が出てきます。
相手を自分のためにうまく使うのも離婚調停の知識があればこそ。
離婚を考えるなら、相手に自分の気持ちをわかってほしいと押し付けるのは無意味であること、離婚調停の知識があれば自分も子供も相手をも守ることができます。
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